[Africa Remix] @ 森美術館

2006年08月24日 17:45

africaremix2.jpg


続いてPIXAR展からエスカレーターを一つ上った53階、「アフリカ リミックス展」に潜入!

→Mori Art Museum [Africa Remix展]公式サイトへ

そういやヒルズのあの広場みたいなとこもアフリカ模様になってました!
アフリカの現代アートを展示、「アイデンティティと歴史」、「身体と魂」、「都市と大地」という3部構成で順路が組まれてました。

まあ、それぞれ解釈注釈を付けられており、フムフムナルホドと見て回ったんだけど、アートに関しては受け取る側それぞれの感性で変わるからなんとも言い切れませんが・・

ひとつ心に残ってるのは、「長い歴史の間で植民地であった事を恨むわけではなく、それすら自分たちの一部であると考えて自分たちを茶化す事も一つのアイデンティティであるのです。」的な前書きがあって、ほほうと思った。
うろ覚えなので正しい記憶か分かりませんけど。

一番メインになってたのが最初のセクションで、サミュエル・フォッソ氏の「入植者にアフリカを売った酋長」(中央図)の写真が人気なのかなあ、ポストカードも売り切れちゃってた。
このフォッソ氏、自分で写真屋を経営する傍ら、自分の無事を遠い祖国の家族に知らせる為にセルフポートレイトを撮り始めたのがきっかけだとか。
でもこの写真以外もかなりブっ飛んでてアートだった。

↓これこれ
africaremix1.jpg


「俺たちはヨーロッパの奴隷として長い間虐待を受けてきたんだ それを忘れちゃいけない」というメッセージ性の強い作品もあったけど、それと同じぐらい誰でもピカソに出そうな、良い意味で"単なる"アート作品も多かった。

ソウルブラザー#1こと、James Brown言う所の「Say It Loud, I'm Black and I'm proud」的な攻撃的Say It Loudプロパガンダ(というかアジテーション?)要素はなくて、単にみんな身の回りの現状を語る I'm Black and I'm proudという感じだった。
黒いかどうかと訊かれたら、「そうでもない」と答えるぐらいアフリカらしさに限定されてないところが好印象。

===
番外編:(右図)
今回、PIXAR展とアフリカ リミックス、セットでチケットを購入したんだけど、更に展望台の入場チケットもセットになって2500円て言う破格のプライス!
迷わずそれにして、最後に展望台行ってきました。
午前1時までやってるんですね、この展望台!
私が行ったのは日暮れ前だったから、夜景までは待ちきれませんでした。
と言うより一人で夜景ってのも・・

なので、夜景はお預け。きっと良い写真撮れるんだろうなー!
ゆっくり出来るスペースもかなりあって、東京タワーよりも落ち着いて景色を楽しめそうなとこだった。
africaremix3.jpg

PIXAR展はもうすぐ閉幕してしまいますが、Africa Remixは8月いっぱいまでやっているようです。
興味をお持ちの方は是非足を運んでみてはいかがでしょう?


やっぱり一人じゃ楽しめない所もありますね


あ、そうそうfleasoul的トピックとしては、このAfrica Remix展にちなんだコンピレーションアルバムがリリースされてます。
あいにく森美術館では日本国内盤しか置いてなかったようなので、amazonでチェック。
Africa Remix: Ah Freak IyaAfrica Remix: Ah Freak Iya
Various Artists

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ジャケットワークは先述のフォッソ氏の強烈なヴィジュアルアートになってますね。

=トラックリスト=
1.Silence,On Reve / Tatouages
2.Coupe Bibamba / Awilo Longomba
3.Fanya Tena / Juliani, Johny-Boy, K-Swiss & Agano
4.Mreimida / Malouma
5.Lahl Umelenze / Thandiswa Mazwai feat. Appleseed
6.Affaire Mokuwa / KEKELE
7.Mama / Mory Kante
8.Ubiwilitolo / Ghorwane
9.Nherera() / Thomas Mapfumo & The Blacks Unlimited
10.Djorolen〔REMIX〕 / Oumou Sangare
11.Plus Fort / Youssou N'Dour
12.Paraiso Di Gumbe / Manecas Costa
13.Wajadu / Mariem Hassan & Leyoad
14.Hommage A Tonton / Orchestra Baobab feat.Youssou N'Dour & Ibrahim Ferrer
15.Sanougnaoule / Kandia Kouyate
16.Paradiso / KONONO No.1

知ってる名前がYossou N'Dourだけだった・・やはりアフリカ色が濃いですね。
【関連】
Africa Remix: Contemporary Art of a ContinentAfrica Remix: Contemporary Art of a Continent
Simon Njami

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【なんとなく】
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「PIXAR展」 @ 森美術館

2006年08月24日 17:18

pixar-cars.jpg


土曜日、六本木ヒルズは森美術館に行ってきました!
美術館に一人で行くのはほんとに久しぶりで、かなり気持ちがゆったりできました。

森美術館では8月中、「PIXAR展」と「アフリカリミックス」と二つの展覧会が開催されてて、どっちも観たかったのでどっちも観てきちゃいました。
なので二つに分けて感想書こうと思います。

=PIXAR展=

→Mori Art Museum 「PIXAR展」公式サイトへ

先日行ってきた、東京都現代美術館での「ディズニーアート展」といい、このPIXAR展といい、ディズニーは今年の夏はかなり展開してるなあと思った。
実際3Dで表現する際に必要なのか、クレイ粘土で作られた彫像とかがあって、それの出来上がり方に興味津々。

トイストーリーからカーズまで、それぞれの作品のクレイがあって、それを観てるだけでもおもしろーでした。
でもなんていうか、ディズニーから始まったアニメーションという物が、日本に影響を与えて、手塚治虫から藤子不二雄、はたまた宮崎駿までが作り出した「アニメ」というものから逆に影響を受けているジョン・ラセター(PIXARの偉い人)、という構図が見えて不思議。
PIXARのデフォルメ具合って、やっぱり日本アニメに酷似してる気がしてならないのです。

実際、展覧会の最後に展示されてる立体ゾーエトロープ(中央図)は、ジブリ美術館にあるものに感銘を受けて作られたって言うから驚き。

ていうか、このゾーエトロープ*1がすごいんですってば!!!
これ、生で観ないことには語れないシロモノ。
なんて表現すればいいんでしょう、高速で回転する大きな盆の上に少しずつポーズの違う人形を円状に並べて、そこに高速ストロボを照射すると、あら不思議人形がコマ送りしたように動き出すという仕掛け?
あの、最近有名な落ちてくる水流にストロボを当てると、水が上に登っていくように見える、あの現象に近いのかもしれません。
これ観てた人全員、「Oh!」
感嘆の声を漏らしちゃってましたよ。


あとPIXARの歴代の作品を思い出してて気付いたのが、全てに共通するテーマがあること。

それは「迷子」。

どの作品でも必ずどこかで道に迷って自分を見失う場面があるんですね。
意図的なのか偶然なのかわかんないけど、重要なプロットなのかしら?

初期のPIXAR試作映画のなんたらかんたらって蜂が主人公の短編のクレジットに「ルーカスフィルム」の名前があった事にもびっくり。

さすがルーカス、先見の明がありますね☆

ちなみに私はやっぱり「モンスターズインク」が一番好き!

→2of2につづく

*1) Zoetrope(ゾーエトロープ)
  実際はこういう機械ですね。これの立体人形版がありました。
zoetrope[1].jpg

これをグルグル回すと絵がパラパラ漫画のように動き出すという仕組み。

ディズニーアート展@東京都現代美術館

2006年08月15日 00:32

pic02.jpg



→ディズニーアート展公式サイトへ

↑これ、行ってきました!
東京都現代美術館で開催中の「ディズニーアート展」。
千葉大学に何故だか保存されてたディズニーアニメーションの原画を修復して展示してあるこの展覧会、
一言で言えば「貴重」ですね。

主に「眠れる森の美女」、「白雪姫」、「わんわん物語」、「ピーターパン」ら辺のディズニー草分け期の作品からの原画があるんだけど、
これから行こうと思っている人は「眠れる森の美女」からの出展が多いから、観てから行く事をオススメ。

下書きの段階のストーリーボードとか、デザイナー+アーティストの手による映画のコンセプトアートもあったりして、単なる資料として以外にもアートとして鑑賞する事もできた。

*個人的に面白かったのは、「イッツアスモールワールド」の根本的なデザインを手がけたメアリー・ブレアの作品。
幾何学模様と円の組み合わせだけなのに、ブレア色が出てて秀逸だった。
(イッツアスモールワールドのアトラクションを思いうかべて頂けると話は早い)

その他にも、ディズニーのアニメーション全盛期を支えた9人のアニメアーティストに焦点を当てた「Nine Old Men」という企画もあり、それぞれのアーティストが、どの作品のどの部分を手掛けたかを明記していたりしてそれもまた興味津々で魅入ってしまいました。

あとは背景画も展示してあったんだけど、水彩とは思えない光沢だったり、樹木の陰影だったり
手前の木はかなり写実描写なのに、遠くの背景に行く程にデフォルメされていくというとこもおもしろーだった。

pic10.jpg



ね?この絵が紙のキャンバスに水彩で描かれたものに見えますか?
「眠れる〜」作品の背景を担当したアーティストによると、ゴシック様式を激しく取り入れるように心掛けたそうで、垂直線と水平線を多用してそれを表現したんだとか。
たかが背景、ではない所にもディズニーのプロフェッショナルな面を垣間見ました。

=====
【原画】アニメーションの動きのキーとなる重要な場面を描いた鉛筆画
【コンセプト・アート】映画全体の視覚的なスタイルやトーンを決めるために描かれるイメージ画。
【ストーリー・スケッチ】ストーリーを視覚化して、構成を決定し、場面を設定するために使われるスケッチ。
 入れ替えや順序変更が可能な様に、ストーリーボードと呼ばれる大きなボードの上にピン止めして使用される。
【セル】キャラクターなど動きのあるものを描く透明のシート
【背景画】アニメーション映画の舞台となる背景が描かれた絵画
【セル・セットアップ】背景画の上にキャラクターなどが描かれたセルを重ねたもの。
=====

このアート展、9月24日までの開催ですので、お早めにどうぞ。
日曜日は早めに行かないと、大混雑が予想されます。されますというか、半分私も巻き込まれた感じになりました。

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