2008年02月15日 00:03
2日連続で蟹の話をさせていただきます。
Dweleを迎えた「Flashing Lights」のPVが公開されました。
やはり、Kanyeはブラックミュージック界の曲者と呼んで間違いないでしょう。
2分47秒の間、Kanye本人が出てくるのはほんの一瞬。
しかも、フランス映画のようにストーリーが難解・・
少しタランティーノの匂いも漂うバイオレンスな映画を観ているような感覚ですね。
一体これが本編なのか、それとも続編があるプレビューなのか、全く持ってわかりません。
ある意味、これはMichael Jacksonの傑作PV「Thriller」と同じぐらいの価値を持つPVになるかもしれない、と少し感じました。
どこが?
と訊かれると答えづらいのですが、MichaelはThrillerにおいて音楽と映像(ストーリー)の融合を示すアプローチを試みていました。
80年代にMTVで流れていたような既存のプロモーションビデオというものは特にストーリーもなく、映画などには到底及ばない代物だったわけです。
そこに14分以上もかけて仰々しく写っていたのはMichaelの赤いジャケット。
そして、変わって2008年のKanye。
車から降りた女性が、突如としてコートを脱ぎ捨てる。
もうこの時点で観客は置いてけぼりにされています。
更に追い討ちをかけるように脱ぎ捨てたジャケットとコートに火をつける女性。
そしてトランクの中にはなんと男性が・・
シャベルを持ち、トランクの中の男性に向かって何度もシャベルを突き刺す女性。
もう、この時点で音楽とストーリーが完全に離脱してしまっています。
融合を図ったMichaelと、離脱を図ったKanye。
エポックメイキングとは、こういう所に垣間見えるのでしょう。
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