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朝のリレー(remix)

2008年11月28日 18:21

shuntarou.jpg

「朝のリレー」 谷川俊太郎


       カムチャツカの若者が

       きりんの夢を見ているとき

       メキシコの娘は

       朝もやの中でバスを待っている

       ニューヨークの少女が

       ほほえみながら寝がえりをうつとき

       ローマの少年は

       柱頭を染める朝陽にウインクする

       この地球では

       いつもどこかで朝がはじまっている



       ぼくらは朝をリレーするのだ

       経度から経度へと

       そうしていわば交替で地球を守る

       眠る前のひととき耳をすますと

       どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる

       それはあなたの送った朝を

       誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

==
大分前だけど、谷川俊太郎、谷川賢作親子のあのNescafeのCMを見たとき、いたく感動した。ので、それのオマージュというかそのまま。
そういえば、小学校か中学校でこの詩を習ったのを思い出した。あの頃は、全くもって興味が無かった。授業でやる課題って、どこかいつも説教めいた、または苦手な先輩からの不必要なアドヴァイス的な感覚が抜けなかった。だから、国語の授業とか特に苦手だった。
自分の読みたくない本ほど、頭の中にストーリーが入ってこないものはない。
でも、今になってみてわかる。何故、先生がこの谷川俊太郎のこの詩を、私達に教えたかったのか。10年経った今だからこそ、わかる。
きっと先生たちだって、そうだったんだろう。最初に習った時は何とも思わなかったはずだ。
もしも、今の子供たちが「ゆとり教育」の一環で、この谷川俊太郎の詩を国語の時間に習わないのだとしたら、それは非常な損失だ。
10年後に朝焼けを見た彼らは、どの詩を思い浮かべれば良いのか。
ゆとり教育では感性は養えない。感性を養わせるつもりなら、もっともっと沢山の事を教えるべきだ。そしてもっともっと悩ませるべきだ。
その一年間に教えた事が、その年に発揮されなくとも、10年後に成果が出るだろうから。

円周率は、3なんかじゃない。円周率に終わりは無いのだ。

難しい言葉を使うわけでもなく、ただ何百文字も連ねるわけでもなく、大切な言葉を、必要なだけ添える。谷川俊太郎の才能だと思う。

私は、明日誰からの朝を受けとるんだろう。

photo by pepperonipizza

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これ、4年半前に以前住んでいたブログでエントリした記事を持ってきました。
4年前はまだYouTube、なかったんだよなあ。と感慨深くなってしまいました。
今日探したら、あっという間に「朝のリレー」CM動を発見。

でもって結構まともな良い事書いてますね、私。
「円周率に終わりはないのだ」だって。
読み返すとちょっと恥ずかしいな…それがブログってもんか。

【関連Tube】


【関連作品】
朝のリレー朝のリレー
谷川賢作 溝口肇

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